概要
この記事では、Unreal Engineのデバッグカメラの使い方を紹介します。ゲーム開発中にキャラクターがフィールド外やメッシュ内に落ちることがありますが、デバッグカメラを使えばすぐに安全な場所に移動したり、特定の位置にワープできます。
また、Show CollisionPawn
やShow Collision
コマンドを使って、プレイヤーに影響するコリジョンを視覚的に確認する方法も説明します。
これにより、デバッグ作業が効率化され、ゲーム開発がスムーズに進みます。
参考資料
- 動画:Advanced Debugging in Unreal Engine
- 7:48 - 11:08 の部分で、Debug Cameraに関する情報が説明されています。
- UE4 デバッグカメラを使う(ToggleDebugCamera)
環境
- Unreal Engine 5.4
本編
ゲーム開発のテスト中、コリジョン(Collision)の影響でフィールドの外に落ちたり、環境メッシュの中に落ちたりすると、テスト作業が中断され、イライラすることがよくあります。このような場合、すぐに安全な場所に戻ったり、行きたい場所にワープしたりするためには、デバッグカメラ(Debug Camera)を活用しましょう。
まず、ゲームを実行します。
次に、ToggleDebugCamera
コマンドを入力します。または、アメリカのキーボードならセミコロン「;」を押します。
デバッグカメラ(フリーカメラ)に切り替わります。
さらに、カメラの座標などの情報が画面に表示されます。
WASD
キーで自由に移動し、Teleport
コマンドを入力すると、中央の白い線が指している場所にワープすることができます。
再度、ToggleDebugCamera
コマンドを入力すると、元のプレイヤー操作に戻ります。
動画ではこのような動作を確認できます。
この方法を使うことで、テストを再開する手間が省け、効率的にテストを行うことができます。
ちなみに、コリジョンの問題をデバッグしたい場合は、Show CollisionPawn
またはShow Collision
コマンドを使用すると、プレイヤーに影響を与えるコリジョンが表示されます。
このように、コリジョンの表示が確認できます。